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全国高総文祭の2026年秋田開催 小野小町の和歌と竿燈、秋田にまつわる“詩吟”でPRへ

文化部のインターハイともいわれる全国高校総合文化祭が7月から香川県で始まります。そして2026年は、いよいよ秋田県内での開催となります。この秋田開催を詩吟でPRしようという高校生たちの思いに迫ります。

湯沢市の湯沢高校の一室で詩吟に励む生徒たち。

3年の佐藤蒼さんは、1年のときに全国高校総合文化祭の「吟詠剣詩舞」の部門に県代表として出場しました。それから全国の高校生たちとの交流が増えているということです。

佐藤蒼さんは「全国の人たちは自分よりもうまい人が多くいて、意識をして練習するようになった」と話します。

「吟詠剣詩舞」は、漢詩などさまざまな詩歌に節をつけて吟じる「吟詠」いわゆる「詩吟」と、それに合わせて舞う「剣舞」「詩舞」を総称した伝統芸能です。

現在、県内の高校に「吟詠」の部活動はなく、佐藤蒼さんは同じく湯沢高校2年の佐々木亜弥さん、それに蒼さんの妹で横手市の増田高校2年の悠さんの3人で高校の垣根を超えて活動しています。人数が少ないため舞はなく、3人とも「詩吟」に専念しています。

蒼さんはサッカー部に所属していて、実は体育会系。パワフルでおなかからしっかりと声を出し、緊張せずに歌える自信があります。

佐々木さんは澄み切った高音を生かし、風景を詠んだ歌を歌うのが得意です。

悠さんは詩の情景を表現するために、声の強弱を変えて歌うことを意識しています。

3人は地域の指導者・加藤龍蓬さんのもとで月2回練習しています。

2024年10月の県高校総合文化祭の開会式では、初めて着物を着て舞台に立ちました。

7月に香川県で開催される全国総文祭では、秋田にまつわる詩吟を披露します。

蒼さんが歌う「月と竿灯」は、竿燈のおはやしが流れる中で繰り出される多くの技が月夜に映えている様子を詠んだものです。

2年の2人は、小野小町の和歌を声をそろえて歌う連吟で挑戦します。

佐々木亜弥さんは「秋田にはにぎやかで伝統的な祭りがあるということや、小野小町という偉大な詩人がいることを全国に伝えていきたい」と意気込みます。

佐藤悠さんは「いま詩吟をやっている人があまりいないので、この詩吟を通して『やりたい』と思ってくれる人が増えたらいい」と仲間が増えることに期待しています。

2025年で最後になる佐藤蒼さんは「3回目の出場になるので、今までで一番良いものを披露できるように残り少ない練習を頑張る」と語り、これまでの気持ちを込めて精いっぱい総文祭に臨みます。

06月11日(水)20:00

 
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