2024年11月
秋田テレビの2024年度第7回放送番組審議会(江畠清彦会長)が11月18日開かれ、10月6日に放送された 「ダイドーグループ日本の祭り 躍る悠久の都―角館祭りのやま行事―」について審議した。
みちのくの小京都・仙北市角館町を舞台に、毎年9月7日から9日にかけ開催される「角館祭りのやま行事」。
角館神明社の例祭と成就院薬師堂の祭典が一緒になったこの祭りは、日々の生活が安泰に過ごせるようにとの庶民の祈りを込めている。
参拝を終え目的がなくなった曳山による進行の優先権を争う「やまぶっつけ」をメインに、祭りにかける人々や熱気に包み込まれる街の様子を追った。
委員からは、「カメラワークが素晴らしく、映像がよく考えられている。スローのかけ方などの効果もよかった。」「惹きつけられるタイトルで、ナレーションもマッチしていた。」「インタビューも職人のこだわりなど、心に残る話が多かった。」などの評価があった一方、「参加する町内の資金面の部分や事故防止対策、やまの人形のシーンについて説明があればよかった」といった指摘もあった。
2024年10月
秋田テレビの2024年度第6回放送番組審議会(江畠清彦会長)が10月28日開かれ、9月20日に放送された 「FNSソフト工場 必撮!推し事人」について審議した。
FNSソフト工場は、1999年よりFNS系列局が制作・放送しているバラエティ番組枠。FNS系列28局を4ブロックに分け、毎年度各ブロック2作品を選出し、大賞・優秀賞を決定する。
今回、秋田テレビは、事務局推薦枠で制作が決定した。
「推し」とは、人に薦めたいほど気に入っている人・モノを指す言葉。推しを愛してやまないプロ集団を、「推し事人」と呼び、新たなる推し事人の審査会が開かれるという設定で、その道のプロが候補者たちの推し活自撮りVTRをみて判定する。
委員からは、「番組タイトルが興味深く、ユニークな内容の番組だった。」「プロ野球の監督を推し活しているアイドルの熱量は伝わってきた。」などの評価があった一方、「全国区の有名なタレントから急にご当地バージョンのローカルタレントが出てきて落差を感じた。」「城の話から石の話になったのが残念。」「地元タレントのパートは、かなりカットされていたので、単独で放送してもよかったのではないか?」といった指摘もあった。