不正に入手した秋田市の80代女性のキャッシュカードで、現金約150万円を引き出し盗んだ疑いで男が逮捕、送検された。この男は闇バイトの実行役とみられ、秋田市内などで犯行に及んだとみられている。

15日、秋田地方検察庁に身柄を送られたのは、住居不定で本籍が山形県鶴岡市の無職の男（26）。

容疑者の男は10月28日、秋田市内の金融機関のATMで、不正に入手した秋田市の80代女性のキャッシュカードを使い現金約150万円を引き出して盗んだ窃盗の疑いが持たれている。

警察は特殊詐欺事件として捜査する中で男を割り出し、全国に指名手配して愛知県内で逮捕した。

警察の調べに対し「インスタグラムで高額収入と検索して闇バイトに応募した。指示役とはテレグラムで連絡を取っていた」などと話し容疑を認めている。

また、男は秋田のほか京都や香川、宮城など6府県で同様の犯行に及んだと供述している。

警察は、SNSで実行役を募り犯罪を繰り返す匿名流動型犯罪グループ「トクリュウ」の実行役として、男が全国各地で同様の犯行を繰り返していた可能性があるとみて捜査している。

11月15日(金)19:00