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民間企業が“箱わな”を県に寄贈 技術力生かしてクマ対策に貢献 秋田

秋田県内では、生活圏へのクマの出没とクマによる人身被害が相次いでいます。2025年の人身被害は66人に上っていて、このうち4人が死亡しています。

人への被害を防ぐための対策の一つが捕獲・駆除です。ハンターが銃で撃つ銃猟と箱わなで捕獲する方法が主な手段ですが、例年にない人身被害や目撃件数の多さにより、県内では箱わなが不足しています。

県が10月に行った調査では、県内25市町村のうち半数を超える13の市と町が「足りない」と回答したということです。

こうした中、20日、看板の製作などを手掛ける企業から県に箱わなが贈られました。

箱わなを製造し県に贈ったのは、東京に本社を置き、由利本荘市東由利に工場を持つ八嶋製作所です。

今回寄贈された箱わなは、奥行180センチ、高さ120センチ、幅90センチで、中のワイヤーに餌を取り付け、クマが引っ張ることで扉が閉まる仕組みになっています。

親子など複数のクマが同時に入り込むことを想定し、餌を仕掛ける部分を通常よりも奥に取り付けたほか、中に入ったクマが箱わなを倒した場合でも扉が開かないようになっています。

八嶋製作所は看板の製作や板金などが主な業務ですが、かつて動物園用のおりを製造していた経験があります。

クマの被害が相次ぎ、箱わなが足りない状況を何とかしたいという思いから、ノウハウを生かして今回の寄贈に至りました。

八嶋製作所・八嶋久弥技術係長:
「工場の隣にクマが出たこともあり、ただごとではないと考えていた。県民の安全につながるような形でうまく運用してほしい」

寄贈された箱わなは、県が要望する市町村に貸し出します。

八嶋製作所の社長は由利本荘市東由利出身で、「秋田のために何かしたい」という思いが強かったそうです。今後も要望があれば、自社の技術を生かしてクマ対策に貢献したいということです。

11月20日(木)19:15

 
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