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能代市は「わがふるさと」 斉藤滋宣市長、20年の歩みに幕 やり残した“中心市街地活性化”託す 秋田

秋田県能代市で5期20年にわたり市政の舵取りを担ってきた斉藤滋宣市長が22日、退任の日を迎えました。職員への訓示で、能代市を「わがふるさと」と表現した斉藤市長。「地域の発展のために力を生かしてほしい」と激励しました。

能代市・斉藤滋宣市長:
「市長になって、450人くらいの職員がいるが、こういう人たちと一緒に働けたのは財産だと思っている。良い仲間に恵まれて20年間過ごし、大変幸せだと思っている」

能代市の斉藤滋宣市長は、2006年に初当選しました。北海道厚真町出身の73歳で、大学在学中に野呂田芳成参議院議員(当時)の秘書を務めたことが契機となり、秋田県議会議員2期、参議院議員1期を経て、2006年に旧二ツ井町と合併した能代市の市長選に出馬し、当選しました。

初当選時、斉藤市長は「いまは元気のない街に見えていると思う。しかし、可能性として持っている力の潜在能力は高いものがあると思うので、リーダーとしてどう引き出すか。それを引き出すことによって、元気な明るい活気のある街にしていきたい」と抱負を語りました。

それ以降、5期にわたって市政を担い、現在の能代市の基盤づくりに取り組んできました。

中でも力を入れてきたのが、風力発電をはじめとする再生可能エネルギーの推進です。県内有数の風況を生かし、能代港周辺には風力発電施設が整備されるなど、地域の新たな産業として存在感を高めてきました。

斉藤滋宣市長:
「能代の街が都市間競争に勝てる要素があるかというと、あまりない。そういう中で目をつけたのが、ここは非常に風が強い所で、厄介者の風を追い風にできないかと考えたのが風力発電だった。全国初の事業化ができて、軌道に乗った」

一方で、心残りもあるようです。

斉藤滋宣市長:
「交通手段がないから郊外へ行けない人がいる。どうしても中心市街地で買い物をしないといけない。中心市街地を残していくことが課題だったが、やり残したのは“中心市街地の活性化”。私自身、じくじたる思いがある」

斉藤市長は「市民の利便性との両立は難しい課題」とした上で、次の市長や職員に引き継ぎたい考えを示しました。

22日午後、庁舎では退任式が行われ、斉藤市長はこれまでの協力に感謝を伝えるとともに、市政のさらなる発展を託しました。

斉藤滋宣市長:
「どうか皆さんの力を、わがふるさと能代の発展のために生かしてほしいと思う。本当に20年間の長きにわたり、大変お世話になりました」

多くの職員に見送られて退庁した斉藤市長。20年にわたる舵取りの経験は、新たな市政へと引き継がれます。

04月22日(水)20:00

 
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