中東情勢の悪化でガソリン価格の高騰が続いています。また、ガソリンの供給が不安定となる中、秋田県内では苦渋の決断を強いられるガソリンスタンドも出てきています。
18日に発表された秋田県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットル当たり190.8円で、前回調査に比べ30円高くなりました。7週連続の値上がりで、最高値を更新しました。
こうした中、苦渋の決断を強いられたガソリンスタンドもあります。JA大潟村が運営する、大潟村唯一のガソリンスタンドです。
吉方桃花アナウンサー:
「こちらの店舗ではきょうまで、引換券を持っている人のみがガソリンを購入できる購入制限を設けています」
仕入れ先からのガソリンなどの入荷停止を受け、16日から購入者をJAの組合員に限定。レギュラーとハイオクに適用される10リットルの券を、組合員1家族につき2枚配り、券と引き換えという形で販売しています。
それでも在庫がなくなったことから、19日はガソリンの販売をやめ、備蓄タンクがある軽油と灯油のみの販売にしました。
また、しばらく入荷の見通しが立たないことから、営業予定だった20日と21日は休業することにしています。
農作業が盛んになるこれからの時期、利用者からは「今から春仕事が始まるのですごく心配している。できるだけ村外に出ないようにしている」「仕事でガソリンをすごく使うので困った。多少の焦りと、早く落ち着いてほしいという気持ちでいっぱい」「事情が事情なので、ある程度仕方がないとは思うが、早く収まって備蓄分も出回ってくれれば。あとは節約して乗っている」など、不安の声が上がっています。
店は23日から営業を再開する予定ですが、ガソリンの販売をいつ再開できるか、見通しは立っていません。
店の従業員は「JA組合員はこれから忙しくなるのに、まだ見通しもついていないので、早く安定供給できるようになってほしい」と話しています。
県民の生活に欠かせないガソリン。安定した供給の実現には時間がかかりそうです。
03月18日(水)18:00