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水力発電の配管内、3Dスキャナーで点検 県と民間2社“秋田モデル”の実証進める コスト削減などに期待

「秋田モデル」が動き出しました。秋田県は、水力発電所の配管の内部点検にロボットや3Dスキャナーなどを活用する実証実験を始めました。内部の破損をミリ単位で把握できるほか、コストや時間の削減に期待がかかります。

秋田県内には16の水力発電所がありますが、老朽化が進んでいます。点検は作業員が目視で内部を確認していて、急斜面に設置された配管などでは危険が伴います。

そこで県が取り入れたのが3Dスキャナーです。3Dスキャナーやデータ処理の技術を持つ企業2社と協力して、2025年度から実証実験を進めています。

2025年度の点検の映像を見てみますと、発電機に水を送る鉄管の内部に自走式のロボットを入れ、レーザーを当てて内壁をスキャンします。スキャンしたデータは画像に変換され、ひび割れなどの損傷や変形をミリ単位で伝えます。

2026年度は、急な傾斜に設置された細い配管でスムーズに点検ができるかを試すほか、破損を自動で報告するAIを開発する予定です。

データ処理を担当する点群ラボの増田宏代表取締役は「すべてが詳細に記録されていく。しかもそれを3次元データとして活用できる。その部分が実現されているので、『前回はどうだったか』ということを把握して、より適切な対応ができる」と話します。

このモデルが実用化されれば、1回の点検で約3000万円かかっていたコストは3分の1に、期間は約4分の1に削減できる見込みです。

08月21日(金)12:00

 
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