秋田県美郷町ではもうすぐラベンダーの季節を迎えます。まつりは7日から始まりますが2025年は生育が遅れています。見頃はまだ先ですが、きれいな花が咲くことを願いながら航空会社の社員などが5日、ボランティアで花を手入れしました。

美郷町のラベンダー園は、約2ヘクタールの敷地に7種類2万株が植えられていて、7日から「ラベンダーまつり」が始まります。

まつりを前に5日、町と協定を結び交流人口の拡大を図っている日本航空の客室乗務員など7人が訪れ、ラベンダーの根元の枯れた部分を切り落とすなどの作業に汗を流しました。

剪定（せんてい）のコツを学びながら、青々と伸びた町のオリジナル品種「美郷雪華」を手入れしていきます。

秋田市出身の客室乗務員・小澤なつきさんは「生きている枝と枯れている枝が絡まっているので、丁寧にもったいないことをしないようにより分けている。そこが難しい」と初めての作業に悪戦苦闘していました。

ことしのラベンダーは、4月に雨が続き日照時間が少なかったため、生育が1週間程度遅れています。

参加者は、きれいな花が咲くよう気持ちを込めて丁寧に作業していました。

客室乗務員の河内山靖子さんは「いっぱい咲いているところが見てみたい」と話し、大橋真由子さんは「少しアロマを置いて、機内でぐっすりとお休みいただけるようなことができたらいいなと思う」とラベンダーのPR方法を思いついたようでした。

また、小澤さんは「白いラベンダーなど話題になるものがあるので、そこを前面に押し出していろいろな人に知ってもらえたらいいなと思う」と話していました。

ラベンダーの見頃は6月20日ごろになる見込みで、「ラベンダーまつり」は6月29日まで開催されます。

06月06日(金)20:00