秋田県鹿角市で「かづの北限の桃」の収穫が始まりました。大雪被害があったものの実は大きく甘く育っていて、生産者は期待を寄せていますが、同時にクマの食害への対策にも追われていて作業の負担が増えています。
全国で最も遅く出回るモモとして知られる「かづの北限の桃」。
鹿角市花輪の山本喜代宏さんの果樹園では、8日から北限の桃のわせ品種「あかつき」の収穫が始まりました。
かづの北限の桃は、昼と夜の寒暖差を生かして栽培され、糖度が高いのが特徴です。
山本さんは一つ一つ色づきや大きさなどを確かめながら、丁寧にモモをもぎ取っていました。
2026年は冬の記録的な大雪で枝折れの被害があり、山本さんの果樹園では収量が例年より1割ほど減る見込みです。
それでも7月から好天が続き、実は大きく甘く育っていて、山本さんにとっては待ちに待った収穫です。
山本農園・山本喜代宏さん:
「ことしも大変おいしいモモができたので、ぜひ多くの人に食べてもらいたい」
しかし、生産者の頭を悩ませる問題も起きています。クマによる食害です。
山本さんの果樹園では、約2.5ヘクタールの園地を囲うようにして電気柵を設置しています。
電気柵の周りを見てみると、クマが侵入しようと掘り返した痕跡が残されていました。幸い被害はありませんでしたが、周辺の電気柵を二重にするなど対策を強化しています。
実際に近くの別の果樹園では3日、モモ約80個がクマに食い荒らされる被害が出ていて、ようやく収穫期を迎えた果実を守るために対策は欠かせません。
生産者は、大切に育てたモモを守るため、日夜苦労を重ねています。
08月10日(月)18:00