プロバスケットボールBプレミアの秋田ノーザンハピネッツが、9月26日に初戦を迎えます。
プロバスケットボールBリーグは、2026年から新たに3つのカテゴリーに再編されました。そのトップカテゴリーで、ハピネッツが戦うことになるのが「Bプレミア」です。
なぜ今、リーグを再編する必要があるのか。期待される経済効果とともに紹介します。
今回立ち上げられたトップカテゴリーのBプレミアは、昇格や降格の入れ替えのないリーグに変わりました。
しかし、参入条件には、5000人以上が収容できるアリーナの確保やホーム戦の平均入場者数4000人以上、クラブの売上高12億円以上など、競技成績ではない部分で厳しい条件が課されました。
Bリーグ・島田慎二コミッショナー:
「バスケットボール自体は変わらないが、従来型のところからもう一段、二段、Bリーグを成長させて飛躍していく状況をつくるべく改革をしてきた。そのスタートの年になる。競技成績ではなく、事業基盤を重視するということと、クラブの成長をもって地域をより元気にしていく。そのために、地方のクラブでも首都圏のビッグクラブと真っ向勝負できるようなルールにすることで、地方創生リーグを実現するため、サラリーキャップやドラフトを制度設計上組み込んで、新しくスタートする」
Bプレミアでは、戦力の均衡化のために2つの制度が導入されました。
全てのクラブに有望な選手の獲得のチャンスを与える「ドラフト制度」と、選手の年俸総額の上限を定める「サラリーキャップ制度」です。
サラリーキャップ制度では、クラブの年俸総額の上限を8億円に設定していて、上限を超えたクラブは下位カテゴリーへの降格など厳しい罰を受けます。一方で、最低額も5億円に設定されていて、3億円の間で各クラブがどのように工夫するかが重要になってきます。
Bリーグ・島田慎二コミッショナー:
「今回は8億~5億円という3億円の中にBプレミアの26チームがひしめくことになるので、今までは十数億円対2~3億円みたいなこともあったので、そういう意味ではだいぶ接近することになる。構造的にどこのチームも戦える土俵に入る。3億円くらいの差であれば、チームづくりの妙で全くどこが勝つか分からない状況はつくり出せると踏んでいる」
秋田市の八橋運動公園で建設が進む「新県立体育館」の総事業費は、約325億円。ハピネッツのホームとして2028年10月に共用が開始される予定で、6030席を備えるアリーナやトレーニング室、フードコートなどが整備されます。
アリーナの建設は、地域にどれだけのインパクトを与えるのでしょうか。
佐賀県で2023年に開業した「SAGAアリーナ」。年間来場者数は3年連続で40万人を超え、高い水準を維持しています。
アリーナが建ったシーズンに佐賀バルーナーズは、ホーム戦の平均入場者数が1339人から5061人と3倍以上に伸びました。
また、2025年度は57件のイベントが99日間開かれ、年間の稼働日数は200日を超えています。
Bリーグ・島田慎二コミッショナー:
「例えば佐賀であれば、今まで福岡でしか見られなかったアーティストがたくさん来て、地元の皆さんも喜んでいるし、そういったイベントがあるたびに駅前はにぎわってホテルも取れない。店は予約がいっぱいというところが出て、経済効果も起こっているし、それによってホテルが建ったりとか、地価がどんどん上がって税収が増えたりとか、色々な効果が表れているのはみえている」
秋田市で建設が進むアリーナにどのような機能を持たせ、どのように使っていくのか。建てて終わりではなく、知恵を絞っていく必要がありそうです。
Bリーグ・島田慎二コミッショナー:
「人口の減少は止められないが、交流関係人口をつくることで街を活気づけることをBリーグとしては意図している。多くの資金を投じて造るわけなので、その効果を最大限に発揮することは、皆で考えて進めていってもらえるとうれしい」
秋田ノーザンハピネッツは、26日からアウェーで仙台89ersとシーズン開幕戦を戦い、10月8日のホーム開幕戦では川崎ブレイブサンダースを迎え撃ちます。
09月24日(木)19:00