秋田県美郷町の田んぼに実った「サキホコレ」の稲。農業を学ぶ高校生とスポーツ選手が18日、手作業で稲を刈り取った。

美郷町の田んぼに集まったのは、秋田ノーザンハピネッツに所属する女子レスリングの岩澤希羽選手と大仙市の大曲農業高校の生徒10人。刈り取るのは、5月に選手と生徒が植えたサキホコレだ。

生徒たちは稲の栽培や管理を学んでいて、慣れた手つきで稲を刈っていた。中には農家を目指す生徒もいる。

　大曲農業高校3年・伊藤秀徳さん：
「家が農業をやっていて、将来は農家を継ごうかなと考えている。ほかの農家さんの稲を見ることができてとてもうれしい」

岩澤選手も生徒に引けを取らないくらい手際よく作業を進めていた。

「コメが大好き」というハピネッツのマスコットキャラクター・ビッキーは、手刈りに初挑戦だ。

参加者は気持ちの良い汗を流し、実りの秋を満喫していた。

　大曲農業高校3年・北林英人さん：
「選手と交流してすごく楽しくできたので良かった。特別感というか、大切な時間になった」

　秋田ノーザンハピネッツ・岩澤希羽選手：
「きょうも暑かったので大変だったが、高校生たちと一緒に楽しくやることができた。国スポがあるので、私自身は優勝して咲き誇りたいと思う」

収穫したコメはハピネッツに贈られる。

09月18日(水)19:00