市長の失職に伴う秋田県鹿角市の市長選挙は、投開票まであと3日です。市内各地で期日前投票が進んでいます。選挙で選ばれるリーダーに市民は何を求めているのか、聞きました。
鹿角市長選には、届け出順にいずれも無所属で、元市議の笹本真司氏(39)、システムエンジニアの奈良大氣氏(40)、元市議の金澤大輔氏(51)、元文部科学省職員の藤井陽光氏(77)、前職の関厚氏(71)の5人が立候補しています。
市内には期日前投票所が7カ所設けられていて、連日有権者が一票を投じています。
パワーハラスメント問題を巡る2度の不信任決議で前の市長が失職したことに伴う今回の鹿角市長選。市政の継続か、刷新かが最大の争点となっています。
有権者である市民は次のリーダーに何を求めるのか、聞きました。
50代男性・自営業:
「議会がきちんと回っていない状況がずっと続いているので、生産性が悪い行政はいかがなものかなとずっと考えている。なので、それを引っ張っていける人間になってほしい。ある程度ワンマンでもいいので、強引でも引っ張ってほしいなと」
70代女性・無職:
「今までやっていた市長には入れない。パワハラする市長がまた立候補するのはおかしい。みんなをばかにしていることになる。鹿角市のことをよく考えてくれる人じゃないと入れない」
30代女性・美容師:
「上の人たちがごたごたになっていると、私たちもどうしていいのか分からない部分もあるので、早く平和になってほしいと思う。子育て世代なのでこれから大きく育っていく中で、子育ての政策を考えてくれる人がいいと思っている」
60代男性・自営業:
「市政がまともになってくれれば、誰でもいいといえば誰でもいいんだけど、私は花輪の人だから花輪の人に入れる。鹿角市のために誰が一番いいの?とそれだけで、あと結果は市民が判断することですから」
80代女性・無職:
「市政の混乱が全国的に広がってしまってちょっと残念。人口が減らないように増えていくように、そのへんをポイントに、子育ても大事だがわれわれ年寄りもなんとか見捨てないようにと、それを考えて投票した」
40代男性・自営業:
「5人候補者がいるので、同じこと言ってると思うんですけど、誰にしたらいいのかいまだに決めかねている状況。議会と市長は車の両輪みたいなものなので、お互いかみ合っていないと進むものも進まないので、そのへんはいまよりは良くなってほしいなと思う」
鹿角市長選は4月27日に投票が行われ、即日開票されます。
04月24日(木)19:00