前の市長の失職に伴う秋田県鹿角市の市長選挙に、元鹿角市議会議員の笹本真司氏が出馬することを表明しました。これまでに笹本氏を含め5人が立候補する意向を示しています。

笹本真司氏は広島県出身の39歳。2018年に鹿角市に移住し、2021年の市議会議員選挙では得票数トップで初当選を果たしました。

もともと議員を2期務めたあとに市長選への出馬を検討していましたが、笹本氏は今回出馬を決めた理由について「議会の市長に対する向き合い方には確かに問題を感じる。一方で、前市長のコミュニケーション能力にも非常に致命的な問題を感じたし、本当に鹿角市を良くしようと思ったときに、このままじゃ駄目だなという気持ちが最後の最後で1月に決意した」と話しました。

笹本氏は「市の魅力を磨いて、国の内外から投資される街にしたい」と話し、防災拠点の誘致や教育の質の向上などに取り組みたいとしています。

鹿角市長選にはこのほか、前市長の関厚氏（71）、元文部科学省職員の藤井陽光氏（77）、元鹿角市議の金澤大輔氏（51）、団体役員の奈良大氣氏（40）が立候補する意向を示しています。

鹿角市長選は4月20日に告示され、投開票は4月27日です。

03月28日(金)19:00