秋田市の秋田大学に「情報データ科学部」が新たに設けられました。近年発展がめざましいデジタル分野の人材育成に取り組みます。

秋田大学に新たに設けられたのは「情報データ科学部」です。1日は秋田市の手形キャンパスで開設式が行われ、関係者約40人が出席しました。

「情報データ科学部」のスタートとなる2025年度は、107人の学部生を迎えます。人口減少に伴う課題解決を目指して、デジタル技術を活用できる人材の育成に取り組みます。

デジタルデータを活用した防災・減災対策の研究や、人工知能（AI）による解析技術を応用した健康管理のアプリ開発を進めるなど、医療をはじめとする様々な分野でのデジタル技術の導入を目指します。

秋田大学情報データ科学部・長縄明大学部長：
「秋田は過疎地が増えているが、情報技術を使うと物理的な距離が遠くても、人と人が非常に近く様々なコミュニケーションが取れる時代になっている。学生にはそういうところを学んでもらい、それに新たな付加価値をつけて、より良い社会をつくっていくにはどうすればいいかを考えてほしい」

秋田大学は、2025年度に入学した学生が卒業する4年後の2029年度を目指して、情報系の大学院を設置する方針です。

04月01日(火)19:00