4月6日に投開票される秋田県知事選挙は、選挙戦が後半に入り、論戦は熱を帯びています。秋田テレビは、電話による調査とこれまでの取材で情勢を探りました。鈴木氏と猿田氏が横一線で激しく競り合っています。

秋田テレビは3月29日と30日の2日間、秋田魁新報社、共同通信社、秋田放送と合同で県内の有権者を対象に電話調査を実施し、1058人から回答を得ました。

今回の調査とこれまでの取材をもとに、知事選の情勢を探りました。

それによりますと、鈴木健太氏と猿田和三氏が競り合っていて、秋田市に住む大久保範夫氏は厳しい戦いとなっています。

鈴木氏は、自民の一部議員が支援し、維新が支持を表明しています。

自民支持層の約4割、維新支持層の約6割を固めました。国民支持層の6割、立憲支持層の約4割を取り込んだほか、無党派層の約4割に浸透しています。

年代別では、幅広い世代から支持を集めています。

一方、猿田氏は、自民の一部の議員が支援し、立憲・国民・公明・共産・社民が支持しています。

自民支持層は4割以上に浸透しているほか、立憲・公明・共産・社民の5～6割ほどを固めました。無党派層の支持は3割ほどです。

年代別では、80代以上の半数から支持を得ています。

大久保氏は、政党や団体から支持・支援を受けていません。これまでのところ支持の広がりはみられません。

今回の調査に回答した約1割の有権者が「投票先を決めていない」としていて、情勢は変化する可能性があります。

04月01日(火)21:00