小正月行事に向けた準備が進んでいます。秋田県大館市で2月に開かれる「大館アメッコ市」を前に、地元の菓子店は会場で販売するあめ作りに追われています。

大館アメッコ市は、400年以上続く大館市の小正月行事で、2025年は2月8日と9日に開催される予定です。

祭りを前に、市内の老舗菓子店・斎作屋では、会場で販売するあめ作りが進められています。この店は昔ながらの製法を守り続けていて、鍋で煮詰めた水あめと砂糖は雪で冷やします。

色鮮やかに仕上がるあめは口どけの良さが人気で、イチゴやバナナなど13種類の味を楽しめます。

甘い香りが漂う作業場では、職人たちがまだ熱い状態のあめを伸ばしたり、切ったりして形を整えていました。

コロナ禍を経て祭り会場を訪れる人の数が増え、売れ行きが良いことから、斎作屋では2024年より2割ほど多くあめを作るということです。物価高騰の影響はなく、販売価格は例年並みの予定です。

斎作屋の斎藤勇作さんは「アメッコ市のときにあめを食べて喉を潤して、風邪対策に努めてもらえたらいいかなと思うので、ぜひ大館市のアメッコ市に来てもらえたらと思う」と話しています。

あめ作りは祭り直前まで続きます。

01月16日(木)19:00