2024年1年間に秋田県内で確認された詐欺の被害額は9億円を超え、過去最悪だった前年を上回りました。

2024年に県内で確認されたSNS型の投資・ロマンス詐欺、特殊詐欺を合わせた被害は200件で、被害額は9億900万円余りに上りました。

これまで、件数は2005年の185件、被害額は2023年の約5億300万円が最多だったため、いずれも過去最悪を更新しました。

このうちSNS型の投資・ロマンス詐欺は、計65件確認され、被害額は5億3300万円余りでした。被害者の年代別では60代が最も多い20件、次いで50代が17件、40代が12件などでした。

一方、特殊詐欺は135件確認され、被害額は3億7600万円余りでした。未払いの料金があるなどとかたる架空の料金を請求する手口が前年に比べて42件増え、92件と最も多くなりました。年代別では20代が最多で35件でした。

県警は「インターネットバンキングを利用するなど、他者の目に触れにくいように手口が巧妙化している」などとして、今後、体験型の講習会を開くなどして手口や対策を県民に知らせ、被害の防止と犯人の摘発に努めたいとしています。

01月17日(金)19:00