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アウトドアで防災を考える 能登半島地震から1年「能登訪れて」 秋田

2024年の元日に発生した能登半島地震から1年がたちました。被災地で約4カ月間支援活動にあたった日本赤十字秋田短期大学の及川真一さんは、備えの重要性を訴えるとともに「能登に足を運んでほしい」と呼びかけます。

2024年1月1日、石川県能登地方を震源とする地震が発生し、最大震度7を観測しました。489人の尊い命が奪われ、18万棟以上の建物に被害が出ました。

あれから1年がたちました。及川さんは2024年2月から5月にかけ被災地に何度も足を運び支援活動にあたりました。

及川さんは「誰もが1月1日・元日に災害が起きるとは…と思っていたと思うのですが、災害は365日24時間どんな状況でも起きうるという中で元日に発生した能登半島地震。高齢化率が高い場所で発生した災害ですので、免許を返納した・車がない方、物資を取りに行きたいけどそこまで歩いていくことが不可能な方がたくさんいらっしゃいましたので」と当時を振り返ります。

はじめは支援物資を求める声を受けて家を回りながら物資を提供しました。

時間がたつに連れて需要は変化します。被災した人が「非常食が合わない」と話していたことから関係機関と連携し、各地で炊き出しを行いました。及川さんは「炊き出しをすると多くの方が温かいご飯が元気になる、前を向けるようになるとか、炊き出しの場を通じてコミュニケーションをとりながらこれからの能登のことをみんなで語り合ったりという場面もありました」と回想します。

そんな中「なんとか復興させたい」という地元の人の思いを感じる出会いがありました。「いつ行ってもすごくきれいなトイレで、誰か掃除しているなと思っていたのですが、僕が立ち寄った時におばあちゃんが掃除をしていて」と話す及川さん。当時撮影した映像で「みんなが一番嫌がるところなんですが、おばあちゃんきれいに床もきれいにしてくれています」と話していました。

女性は自宅が被災し水が出ない状況でした。それでも給水車からくんだ水を使って仮設トイレを掃除していました。

及川さんは女性から「能登の復興に向けていろいろな方が24時間不眠不休でやっている中、地元の自分がなにかできることはないかと考えたときに、トイレの掃除は自分ならできるということで、朝昼晩掃除をしているということでした」と聞いたそうです。

被災地に足を運び続ける及川さんは「備えの重要性」を繰り返し伝えるとともに、「能登半島地震から約1年が経過している中で改めてご自身でいろんなものを備えてほしいと思うのと、能登のことを知っていただきたいと思います。いろいろな形の災害支援があって、現地に行くのもよし、ボランティアするのもよし。それから観光に訪れるのも僕はありだと思っています。能登に観光もかねてで構いませんのでぜひ来てほしいということを、能登の住民は言っていました」と呼びかけます。

民間の気象会社の調査によりますと地震などに備え自宅の家具の転倒防止対策をしている人は全国の平均は6割を超えています。

一方で秋田県をみてみますと対策をしている人は半数ほどで、全国で5番目に悪い結果です。

1月13日には日向灘を震源とするマグニチュード6.9の地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報が出されました。南海トラフ地震の発生可能性は高まっていないと結論付けられましたが、地震など自然災害はいつ起こるか分かりません。いざという時命を守るためどうすればいいのか1人1人が考える必要があります。

01月21日(火)19:00

 
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