秋田市で生産が盛んな花、ダリアの栽培研修を終えた受講生が28日、修了証書を受け取りました。所得向上と生産量の増加を目指します。

ダリア栽培の研修を終えたのは、秋田市でコメやダリアなどの栽培を手がける20～70代の5人で、修了証書を受け取りました。

ダリアは、生産者の高齢化や夏場の暑さなどが影響し全国的に生産量が減っています。一方で市場価格は上がっていて、秋田県のオリジナル品種「NAMAHAGEダリア」に代表される秋田市産のダリアは、2024年度の単価が10年前より70円上がりました。

価格は上昇しているものの、生産者数や栽培面積は増えていないのが現状で、秋田市はダリア栽培の研修会を開き、複合経営による農家の所得向上と生産量増加を目指しています。

2024年度は、受講者が11回の研修で栽培管理や苗の育て方、出荷調整の方法などを学びました。

今野美保子さん：
「自分の花が見劣りするので受講した。結構丁寧に指導された点は助かった。来年度は挿し芽（育苗方法）にも挑戦したい」

中北手ファーム・鈴木直子さん：
「課題も見えてきたので良い機会だった。去年を上回るよう品質の良いダリアを出荷していきたい」

秋田市は、2025年度以降も研修を実施することにしています。

01月28日(火)20:00