秋田県横手市の50代の女性がＳＮＳで知り合った相手から500万円分の電子マネーの利用権をだまし取られたことが26日、分かりました。

横手警察署によりますと、横手市に住む50代の女性は、1月10日、SNSのTicTokでフォローしていた音楽グループ「Da－iCE」のメンバーである、「花村想太」さんを名乗るアカウントから「LINEのアカウントを教えてほしい」というメッセージが届きました。

女性は、本人からの連絡だと信じ込み、やり取りを重ねる中で、相手に親近感を抱くようになったということです。

その後、相手から「私たちと会うには費用がかかる」「銀行から300万円を借りて私に送ってください」と指示されました。

女性は、指示に従い、14 日から25日にかけて、横手市や湯沢市などのコンビニエンスストアで22回にわたり計500万円分の電子マネーを購入し、書かれている番号を相手に写真で送り、利用権をだまし取られたということです。

さらに、女性は、相手から500万円分の電子マネーの購入を求められましたが、不審に思い、警察に相談し、被害が発覚しました。

SNSでやり取りを重ね、恋愛感情や親近感を抱かせて現金などをだまし取る「ＳＮＳ型ロマンス詐欺」が県内でも相次いでいて、警察が注意を呼び掛けています。

01月26日(日)15:00