冬に取れるアスパラガスの収穫が秋田県横手市で最盛期を迎えていて、農家が作業に追われています。

横手市の農事組合法人「塚堀農事生産組合」では、1月7日から農業用ハウスで育てたアスパラガスの収穫作業が始まっています。

冬の時期に取れるアスパラガスは、甘みが増してやわらかいのが特徴です。今シーズン手がけた品種は比較的太くて大きく育つもので、長さは25～27センチです。

生育にはハウスと地中の温度を暖かく保つ必要がありますが、地中に埋めていた熱を伝えるパイプを地上に出し、アスパラガスに近づけました。光熱費は抑えられ、生育も順調に進んでいます。

一方で野菜の価格が上がり続けているため、組合は収穫時期の前倒しを検討し、来シーズンは12月から収穫を始めたいとしています。

塚堀農事生産組合の小田嶋清美副代表は「野菜自体が高くなり敬遠されるような市場動向だが、アスパラガスはおいしくて栄養価もあるので、ぜひ食べてもらいたい」と話しています。

組合は、1日当たり50キロ収穫し、例年並みの約2トンの出荷を目指しています。

収穫は2月いっぱい続く予定です。

01月28日(火)20:00