秋田県知事選挙の告示まで2カ月を切る中、今期限りでの退任を表明し、後継指名はしないとしている佐竹知事は、27日の記者会見で「人情的には猿田和三氏に傾きかけている」と述べました。

県知事選に立候補を表明しているのは、県議会議員を辞職した鈴木健太氏と、副知事を辞職した猿田和三氏の2人です。

佐竹知事は今期限りでの退任を表明していて、これまで「後継指名はしない」と発言する一方、部下だった猿田氏には「これまでの選挙をまとめたデータは渡した。アドバイスはしている」と話していました。

選挙が告示される3月20日まで2カ月を切る中、報道陣から改めて猿田氏との関係性を問われた佐竹知事は「やはり人情的には猿田くんの方に傾きかけている。これが正直」と答えました。また、猿田氏にどんなアドバイスをしたのかとの問いに対し、佐竹知事は「私のまねをする必要はない。自分なりに考えて、自分でやりたいことをどんどんやれ」とアドバイスしたことを明かしました。

佐竹知事は、4期16年を振り返りながら「少子化対策などに踏み込めなかった。思い切ってやりたいことをやってほしい」と猿田氏にアドバイスしたと述べました。

一方で、選挙期間中に「選挙カーに乗って猿田氏を応援することはない」と断言しました。

01月27日(月)19:00