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「大館のとんぶり製造技術」国の登録無形民俗文化財へ 秋田県内では初登録 生産農家は驚きと喜び

秋田県の「大館のとんぶり製造技術」が国の登録無形民俗文化財の登録に向け、文化審議会から文部科学大臣に答申されました。2024年度内に正式に登録される見通しで、県内で初めての登録無形民俗文化財となります。

「登録になるとは夢にも思っていなかった。びっくりしているし、これからどうするんだろうという気持ち」と、驚きとともに喜びを語ったのは、大館とんぶり生産組合の本間均組合長です。

大館市の特産「トンブリ」は、プチプチとした食感が特徴で、畑のキャビアと呼ばれています。

ホウキギの実を加工することで作られるトンブリ。主な生産地である大館市比内地域では現在、2024年秋に収穫した実の加工作業が進められています。

乾燥させたホウキギの実は、煮込んで皮をむいた後、水で洗いながら不純物を取り除いていきます。水洗いの作業は少なくとも十数回に及び、濃い緑の実だけを選別しますが、加工のほとんどが手作業です。

このトンブリの製造技術について24日、文化審議会は国の登録無形民俗文化財に登録するよう文部科学大臣に答申しました。

登録無形民俗文化財は、担い手不足やコロナ禍で継承に影響があり、保存や活用のための対応が特に必要な民俗芸能や技術などを保護する制度で、2021年に新設されました。

正式に登録されれば、県内で初めての登録無形民俗文化財となります。

本間組合長は「全国でもここにしかない大館市にしかないものなので、今回の登録でここで頑張らないとトンブリの灯が消えてしまうと思うので、これからトンブリを広めていきたい。頑張っていきたい」と話しました。

一時は130戸以上あったトンブリ農家は現在7戸。生産組合は比内地域だけで伝承してきた栽培・製造技術を、2024年度から他の地域の農家にも伝えるなど、生産者を増やそうと動き出しています。

3月には正式に登録される見込みで、本間組合長は「新しい人に手を挙げてもらって、いくらでも僕らはそれに対して協力するし、オープンに指導していきたい。トンブリを大好きなファンのために一生懸命に頑張って出荷していきたい」と意気込んでいます。

01月24日(金)20:00

 
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