秋田県の2025年度の当初予算案が27日、県議会の各会派に内示されました。一般会計の総額は5773億円余りで、大雨やクマなどの被害から県民を守るための事業費が盛り込まれています。

県が内示した2025年度の当初予算案は、一般会計の総額で5773億4500万円と、前年度より約69億円、率にして1.2％減っています。これは4月に知事選を控え、人件費などの義務的経費を中心とした骨格編成となったためです。

県は2025年度、県民の安全・安心の確保に向けてさまざまな事業に取り組む予定で、費用の総額は740億円余りです。

具体的には、河川改修や備蓄品の整備といった激甚化する自然災害の対応力を強化する事業に84億円余り、ツキノワグマによる人・農作物の被害を防ぎ、狩猟者の育成・確保に向けた対策などに2億9000万円が盛り込まれました。

このほか、賃金水準の向上を目指す取り組みにかかる費用321億円が計上されています。

2025年度当初予算案などを審議する2月県議会は、2月3日に開会します。

01月27日(月)12:00