秋田県鹿角市の関厚前市長は、自身のパワハラ問題で議会に不信任を突き付けられ、失職しました。関氏は出直し選挙に臨む意向で、3日記者会見を開きました。これまでに関氏を含む5人が市長選に立候補の意向を示しています。

鹿角市の関厚前市長はパワーハラスメントが認定され、市議会で2度不信任が決議されました。これにより関氏は失職しましたが、出直し選挙に臨む考えです。

3日の記者会見で、関氏はパワハラ問題について、記者から「いかに有権者に理解を求めるか」を問われました。

これに対し関氏は「不愉快な思いをされた方がいるということで、それは謝罪していきたいと思う。業務上の内容、いわゆる改革を進めていく状況下で大変力が入りすぎてしまったと説明していく」と答えました。

一方で、「自身の1期目に点数を付けるとしたら100点満点中、何点か」と聞かれると、関氏は「61点。公約に掲げて実行できていない部分が半分くらい。自分自身をきちんと理解してもらえるような取り組みが弱いので、その点を取り組んでいければ」と話しました。

鹿角市長選にはこのほか、元文部科学省職員の藤井陽光氏（77）、元鹿角市議の金澤大輔氏（51）、同じく元鹿角市議の笹本真司氏（39）、団体役員の奈良大氣氏（40）が出馬の意向を示しています。

選挙は4月20日告示、4月27日に投開票です。

04月03日(木)20:00