秋田県知事選挙の投開票が6日に迫りました。選挙戦は残すところ1日。3人の候補者は懸命の訴えを続けています。終盤の情勢をお伝えします。
知事選に立候補しているのは、いずれも無所属の新人で、届け出順に、元副知事の猿田和三氏(62)。元県議会議員の鈴木健太氏(49)。秋田市に住む大久保範夫氏(73)の3人です。
【猿田和三氏】
「副知事としてこれまでやってきたが、これまでのネットワーク、フットワーク、これを知事としてフルに最大限活用して課題に取り組んでいきます」
猿田和三氏は2日、横手市で有権者を前にこのように語り、豊富な行政経験を生かして県の課題に挑むと強調しました。
今回が初めての選挙戦ですが、「県民党」を掲げる通り、与党・野党にかかわらず様々な政党や市町村長などの力を借りて遊説を続けています。
3月29日には、寺田静参院議員とともに支持を訴えました。
寺田静参院議員:
「皆さんの『秋田のために頑張りたい』という気持ちを、正面から向き合って背中を押してくれます。そんな猿田さんこそが、秋田の新しい知事に最もふさわしい候補だと私は確信しています」
有権者に思いを伝えるため、猿田氏が力を入れているのが街頭活動です。後半戦は県の南部を中心に遊説し、多い日は1日に20回ほど街頭に立っています。
猿田氏:
「36年間、県庁で勤めてきましたが、まだまだやりたいこともやり残したこともある。気力、体力、十分。改めて充実を図って秋田のために全身全霊をささげて、この秋田の発展のために尽くし、そして燃え尽きて秋田の土に返る。その覚悟で頑張っていきます」
最終盤は秋田市で選挙カーを走らせ、無党派層の取り込みを狙います。
猿田氏:
「行く先々で皆さんから激励をいただいている。これを力に変えて、最後まで全力で走り抜いて選挙を勝ち抜きたい」
5日は、秋田市中通のエリアなかいちで最後の訴えです。
【鈴木健太氏】
「人口減や少子化は、県内では『もう無理』『誰がやっても一緒』と思っている人が相当多いですが、そんなことはない」
県政の“刷新”を訴える鈴木健太氏。県議を辞職した上で自民党を離党し、今回の選挙戦に挑んでいます。
自民党は自主投票を決めたほか、政党や団体などの多くは別の候補の支持を表明しています。それでも県議の一部が立ち上げた支援団体や多くの市町村議員に支えられ、遊説を続けています。
選挙戦で一貫して力を入れているのが“足”を使った活動。自らの足で有権者のもとに出向き、対話を続けています。
県議としての地盤であり自身が住む秋田市以外では“知ってもらうこと”が課題です。遊説を続ける中で、県の北部や南部でも「支持の広がりを感じた」と話します。
鈴木氏:
「聴衆の数。年齢層。いままで経験してきた選挙ではお目にかかれなかった赤ちゃん連れのお母さんとかが目立ってきて、うちわも登場したり、これはすごい盛り上がりだと感じた」
最終盤は大票田の秋田市を駆け回り、さらなる票の上積みを図ります。
鈴木氏は3日、秋田市で街頭演説を行い「子どもたち、孫たちの未来にどれだけ私たちが頑張れるか、それが問われるこの2日間です。ぜひ皆さん、私とともに新しい秋田、新しい未来を開いていきましょう」と有権者に訴えました。
5日は、JR秋田駅西口で選挙戦を締めくくります。
鈴木氏:
「まったく当落不明の状況と認識している。組織力、資金力、完全に劣っているので、集まっている皆さんのような草の根の運動で跳ね返していこうと思う」
【大久保範夫氏】
3月31日、大久保氏は県庁の前で「行政処分は適法でなければなりません」と演説をしました。
大久保氏は、知事になることで自身が16年間受けてきた冤罪被害を解決できると訴えます。
政党や団体の支援はなく、1人で選挙活動を続けています。
選挙戦初日から12日かけて県内全域を回り、選挙ポスターを掲示板に張りました。自らの手で掲示したポスターは200枚以上に上ります。
終盤は秋田市での活動に力を入れています。県庁や千秋公園など、人が多く行き交う場所を選んで有権者に訴えます。
大久保氏:
「当選できるのが一番の願い。それは無理な話。だけど、ただの泡沫候補ではない。この活動をするために立候補した」
5日は、秋田市の選挙事務所で選挙戦を締めくくります。
秋田県知事選の投票日は6日。投票は一部の投票所を除いて午前7時から午後8時まで受け付けられます。
04月04日(金)21:00