前の市長の失職に伴う秋田県鹿角市の市長選挙に、システムエンジニアの奈良大氣氏が出馬することを表明しました。市長選に立候補を表明したのは5人となりました。

奈良大氣氏は鹿角市出身の40歳。小坂高校を卒業後、システムエンジニアとして都内の企業に勤務した後、2012年に地元にUターンし、3月まで広告代理店の代表を務めました。

出馬のきっかけとして前の市長と議会の対立を挙げていて、奈良氏は「再び前市長の出馬が取り沙汰されるなど、これまでと同じ対立の混乱が続きかねない状況にある。誰かに期待するのではなく、自ら責任を持って行動することが必要だと感じ、市民が本当に安心できる市政をつくりたい。その思いが、私が市長選に出馬を決意した大きな理由」と述べました。

奈良氏は、給食の無償化の実現など、子育て支援に力を入れたいとしています。

鹿角市長選にはこのほか、前の市長の関厚氏（71）、元文部科学省職員の藤井陽光氏（77）、元鹿角市議の金澤大輔氏（51）、同じく元鹿角市議の笹本真司氏（39）が立候補を表明しています。

選挙は4月20日告示、27日投開票です。

04月04日(金)20:30