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新スタジアム整備、事業主体は“秋田市” 1万人規模目指す 秋田県にも同額の費用負担求める方針

サッカーJ2ブラウブリッツ秋田の本拠地となる新たなスタジアムの整備基本計画の「たたき台」が示されました。秋田市が主体で整備し、1万人規模を目指す考えで、秋田県に市と同じ金額の費用負担を求めることにしています。

秋田市は、新たなスタジアムを八橋運動公園にある第2球技場と健康広場に建設することを決めています。スタジアムの収容人数は5000人以上、供用開始は2032年夏から1年以上前倒す方針です。

30日に開かれた秋田市議会総務委員会で、市が整備基本計画のたたき台を示しました。それによりますと、秋田市が主体で整備し、収容人数は5000人以上を基本としながら1万人規模を目指します。費用は県に同等の負担を求めるほか、経済界や関係団体などにも幅広く協力を依頼するとしています。

「公設」とした理由について秋田市は、八橋運動公園は都市公園で、公設で整備すると国の補助制度などの活用ができるほか、施設の設計や建設、管理・運営などを民間事業者に委託するPFI方式の採用が期待できるとしています。

委員からは、1万人規模にした根拠や実現性について質問が相次ぎました。

自民党・小野寺誠委員:
「事業費が膨らんでいった場合、1万人規模という人数を減らすのか」

フロンティア秋田・工藤新一委員:
「5000人規模にするので八橋に移すとは聞いているが、1万人規模はどこから出てきたのか」

秋田市まちづくり戦略室・稲川興参事:
「外旭川から新しい場所を探すにあたって、5000人規模が入る面積の場所を探して八橋運動公園だった。実際そこで5000人規模でいくのか、何人規模まで入るのか、これから精査しないといけない。財政的なところも関係してくるので、1万人規模だととんでもない金額になるとなれば、規模縮小もあり得る」

6年前の調査報告では、1万人規模のスタジアムは現在のASPスタジアムにかかるとされています。

秋田市まちづくり戦略室・多可和幸室長:
「南北に長い正形の(一般的な)スタジアムであれば、北側にあるASPスタジアムに干渉するので難しい。ただし、観客席を東西に伸ばす非正形のスタジアムであれば(1万人規模のスタジアムでも)入る」

秋田市は今後、この方針を県やクラブに示し、スタジアムの規模や費用負担などを協議した上で、2025年度中に基本計画を策定する方針です。

01月30日(木)19:00

 
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