初心者ドライバーなどを対象に冬道の危険性を知ってもらおうという講習会が30日、秋田市で開かれ、参加者が安全なハンドルやブレーキの操作を確認しました。

講習会は、雪の少ない地域から秋田に移り住んだ人や初心者ドライバーに雪道の安全運転のポイントを身に付けてもらおうと毎年開かれていて、今回は26人が参加しました。

菅原咲子アナウンサー：
「雪道を想定した講習会ですが、会場は乾いた路面となっています。ただ、普段の道路では経験できない運転操作を体験できるということで、私も運転に慣れているつもりですがチェックの意味を込めて講習会に参加します」

まずは、パイロンが置かれたコースを走る「スラローム走行」です。運転する車の幅やタイヤの位置をイメージしながらハンドルを切ることが重要です。

菅原咲子アナウンサー：
「小刻みなハンドル操作が求められて、かなり焦ります」

続いては、時速80キロまで加速し、急ブレーキをかける訓練。ブレーキをかけた際にタイヤのロックを防ぎ、車両を制御しやすくするABS（アンチロックブレーキシステム）が作動する感覚を体験します。

交通機動隊員：
「緊急時は思い切り踏んでもらえればABSが作動するので、良かったと思います」

参加者は「急ハンドル・急ブレーキの危険性が今回の講座でよく分かった。きょうは雪が降っていないが、雪が降っている時はさらに危険になるので、スピードを普段より落として運転したい」と話し、“急”の付く運転の危険性を身をもって体験していました。

県内では今シーズン、スリップが原因とみられる事故が1360件発生し、1人が亡くなっています。

こうした事故を防ぐため、雪道ではより慎重な運転を心がけましょう。

01月30日(木)21:00